JALマイレージバンクカード・JALカード・JALマイレージバンク機能付き提携カード
カードは3種類から選択
JALマイルを貯めるには、なにはともあれカードが必要。そのカードには、大きく分けてJALマイレージバンクカード(以下JMBカード)、JALカード、JMB提携カードという3種類があり、それぞれに特性が異なるので説明していこう。
JMBカードは、基本だがクレジット機能なし
JMBカードにはクレジット機能が付いていない。基本的にはマイルを貯めていくために利用するもので、その他すべてのJAL系カードのベースとなる。逆に言えば、すべてのJAL系カードにはJALマイレージバンクの機能が付いていることになる。とりあえずはこれさえ持っていればショッピングやレジャー時に提示してマイルを貯めることができるため、つまりは家電量販店のポイントカードと同じような感覚で“入門カード”として捉えれば良いだろう。
JMBカードは「JMBカード」「JMB WAONカード」「BIC CAMERA JMB WAONカード」の3種類。このうち「JMBカード」が最も基本的なカードで、マイルを貯める機能しか付いていない。これに、JAL IC機能と電子マネー機能を付けたのが「JMB WAONカード」で、WAONへのチャージでマイルを貯められる機能が付いている(最大100円=1マイルの加算)。さらにビックカメラでのショッピングでビックポイントを貯められるようにしたのが「BIC CAMERA JMB WAONカード」。使用用途によって選び方はそれぞれだろうが、最もユーザビリティが高く、またメジャーなのは「JMB WAONカード」ではないだろうか。
効率よくマイルを貯めるならJALカードの入会が近道
JALカードは、JMBカードにクレジット機能が付いたもの。年会費が最低でも2100円かかることになるが、クレジット利用によって効率良くマイルを貯めることができるというメリットは大きい。
プロパーカードとなるJALカードでは、「普通カード」の他に、年会費や特典ごとに「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールド」「JALダイナースカード」「プラチナ」といったランクが分けられている。提携先にはVisa、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースといういわゆる“5大国際ブランド”の他にも、東急や小田急、Suicaといったブランドが用意されている。例えば東急沿線に住んでいるなら東急と提携している「JALカード TOP&ClubQ」にするなど、これもまた使用用途によって選ぶと良いだろう。
マイルを貯めることを目的としてJALカードに入会するならば、同時にJALカードショッピングマイル・プレミアムへの入会を薦めたい。というのも、通常のJALカードを使ってのショッピングが200円=1マイルなのに対し、JALカードショッピングマイル・プレミアムに入会すれば100円=1マイル、さらにJALカード特約店では100円=2マイルが付いてくるから。2013年1月から年会費が3150円と値上がりしたが、それでも、マイルの付与率が倍も違うことを考えれば決して高くはないだろう。
提携カードこそ使用用途に合わせて選択を
提携カードとはつまり、カード会社と小売店やレジャー施設などを運営する一般企業とが提携して発行しているカードのこと。例えばJALであれば、提携しているお店やレジャー施設などでカードを利用するごとにマイルが貯まるようになっている。その提携先は本当に種々様々。以下に一覧するので、例えば自分がよく使う施設と提携しているようであれば、そのカードに入会すると、より効率よくマイルを貯められるようになる。
<クレジット機能なし>JTBトラベルポイント JMBカード
JMB伊予鉄い~カード
りそなVisaデビットカード〈JMB〉
JMB KIPSカード
JMB nimocaカード
JMBローソンPontaカードVISA
JTB旅カード JMB
TOP& ClubQ JMBカード PASMO
TOP& ClubQ JMBカード PASMO(コンフォートメンバーズ機能付)
イオンJMBカード(JMB WAON一体型)
特に「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」や「JMBローソンPontaカードVISA」では、コンビニでの利用でマイルとWAONポイント・Pontaポイントをダブルで貯められることになるため、コンビニを利用することが多い人は、これらのカードを持っておいて損はないだろう。
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