JAL国内線特典航空券と交換する
日本全国、離島地域へも特典航空券で行ける
貯めたマイルの使い途として最も還元率が高く、また利用率も高いのがJALグループ特典航空券への交換だろう。中でも、気軽に利用できるのが国内線の特典航空券への交換で、12000マイルからの交換が可能となっている。
JALでは全国の路線を距離に応じて「A区間」「B区間」「C区間」と3つの区間に分けており、順に必要マイル数が多くなる仕組みをとっている。この中には、JALのグループ会社である『日本トランスオーシャン航空(JTA)』『日本エアコミューター(JAC)』『琉球エアーコミューター(RAC)』も含まれており、JAL本線が就航していない離島地域の航空券とも交換できるようになっている。
どれだけのマイルでどこまで行ける?
では具体的に、どの区間を利用するのにどれだけのマイルが必要なのかを見ていこう。
国内線特典航空券 対象路線 | 特典交換必要マイル数 | ||
---|---|---|---|
A区間 | 東京 | 大阪、名古屋、秋田、山形、小松 | 12000 (9000) JALカード割引 11000 (8500) |
大阪 | 福岡、但馬、隠岐、出雲、松山、大分、熊本、宮崎 | ||
札幌 | 女満別、青森、秋田、花巻 | ||
福岡 | 出雲、徳島、高知、松山、宮崎、鹿児島、屋久島 | ||
沖縄 | 久米島、宮古、石垣、奄美大島、与論、北大東、南大東 | ||
出雲 | 隠岐 | ||
鹿児島 | 松山、種子島、屋久島、喜界島、奄美大島、徳之島 | ||
奄美大島 | 喜界島、徳之島、沖永良部、与論 | ||
与論 | 沖永良部 | ||
宮古 | 石垣、多良間 | ||
南大東 | 北大東 | ||
石垣 | 与那国 | ||
B区間 | 東京 | 札幌、福岡、沖縄、女満別、旭川、釧路、帯広、函館、青森、三沢、南紀白浜、岡山、出雲、広島、山口、宇部、徳島、高松、高知、松山、北九州、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、奄美大島 | 15000 (11250) JALカード割引 14000 (10750) |
大阪 | 札幌、沖縄、旭川、函館、青森、秋田、花巻、山形、三沢、仙台、新潟、長崎、鹿児島、屋久島、奄美大島 | ||
札幌 | 名古屋、福岡、仙台、広島、新潟 | ||
名古屋 | 沖縄 | ||
福岡 | 沖縄、仙台、花巻、奄美大島 | ||
沖縄 | 小松、岡山、与那国 | ||
鹿児島 | 沖永良部、与論 | ||
C区間 | 東京 | 宮古、石垣 | 20000 (15000) JALカード割引 19000 (14500) |
大阪 | 石垣 |
例えば12000マイルを他のポイントシステムに交換したとすると、1マイル=1ポイントとしても、12000円分の価値にしかならない。しかし特典航空券と交換すれば、12000マイルで東京-大阪が、20000マイルで東京-石垣島を往復できる。通常通りに航空券を購入した場合、2〜3倍の料金がかかることを考えれば、これほどお得な使い方は他にないだろう。
キャンセルのルールに注意が必要
特典航空券とは基本的に2区間、つまり往復チケットとなっており、片道だけの交換は表のカッコ内を参照して欲しい。申し込み後は、2区間を1区間にしたり、またその逆の変更もできない。どうしても変更したい場合は、一度払い戻しをしてから買い直し…という面倒なことになるので要注意。また、1区間に搭乗した後、残りの1区間をキャンセルしようとしても、払い戻しはないことにも注意が必要だ。
ディスカウントマイル期間を有効に活用する
JALホームページからの予約では「ディスカウントマイル期間」が設定されている。A区間は10000マイル、B区間は12000マイルで往復することができるため(C区間は対象外、GW中・年末年始は対象外の場合あり)、さらにお得感を満喫できるはずだ。
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