ANAマイルをためる
フライトでためる
航空マイレージを貯める方法は、いくつかあるが、基本となるのが飛行機のフライトで貯める方法だ。
ANAの場合はANAマイレージクラブに入会すると、フライトの度にマイレージが貯まるのだが、保有するカードの種類によって、マイレージの貯まり方が違うので、どのカードにするか吟味して入会したいところ。
こちらでは、ANAマイレージクラブのフライトマイルの貯まり方を詳しくご紹介したい。
マイレージクラブの基本のフライトマイルシステム
国内線
国内線のフライトマイレージは、飛行機の利用区間(搭乗区間)の基本マイレージと、利用する際の運賃カテゴリー(特割や株主優待割引、プレミアム運賃他)の積算比率によって付与されるマイルが計算される。
主な運賃カテゴリーの積算比率は次の通り。(詳細はANAホームページを参照していただきたい。)
150%・・・プレミアム運賃、プレミアム小児運賃、プレミアム身体障がい者割引運賃
125%・・・プレミアム特割(プレミアム特割A/B)、プレミアム旅割28他
100%・・・片道運賃、往復運賃、ビジネスきっぷ、出張@割、小児運賃、身体障がい者割引運賃他
75%・・・特割(特割A/B/C)、旅割28(旅割28A/B)、旅割45、旅割55、株主優待割引運賃他
50%・・・シニア空割、個人包括旅行割引運賃(包括旅行DP割引を含む)他
(ANA公式ホームページ マイルの積算条件)
ただし、特典航空券でのフライトやチャーター便など積算対象外のフライトもある。
例えば東京―沖縄(区間基本マイル984)を旅割45(運賃別積算比率75%)のチケットで往復した場合を考えてみよう。
区間基本マイレージ984マイル×75%(旅割45)×2(往復)=1476マイル
このような計算になり、1476マイルが獲得できる。
国際線
国際線はフライト距離と運賃カテゴリー・搭乗クラスの積算比率によって付与されるマイルが計算される。国際線の主な運賃カテゴリーごとの積算比率は次の通りである。
150%・・・ファーストクラス普通運賃とファースト割14、ビジネスクラス普通運賃の一部
125%・・・ビジネスクラス普通運賃、各種ビジ割
100%・・・エコノミークラス普通運賃、エコ割プレミアム、エコ割プレミアムライト他
70%・・・エコノミークラスエコ割3/5/7、ビジネスクラスビジ割スペシャル他
50%・・・エコノミークラススーパーエコ割他
30%・・・エコ割50、エコ割ユース、エコ割スペシャル
(ANA公式ホームページ マイルの積算条件)
例えば東京―ロンドン(区間基本マイレージ6,220マイル)をエコノミークラスのエコ割3を利用して往復した場合。
区間基本マイレージ6,220×70%(エコ割3)×2(往復)=8,708
となり、8,708マイルを獲得できる。
カードのフライトマイルの積算システム
ANAカード(クレジットカード機能付カード)では、通常のフライトマイルに加えてさらボーナスマイルが貯まるシステムになっており、同じ距離・同じ回数のフライトでもマイルが貯まりやすくなっているのがポイントだ。
ANA利用時の割り増しボーナスマイル
区間基本マイレージ+区間基本マイレージの50%マイル・・・ANAカード プレミアム区間基本マイレージ+区間基本マイレージの25%マイル・・・ANAワイドカード、ANAワイドゴールドカード、ANAダイナースカード、ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
区間基本マイレージ+区間基本マイレージの10%マイル・・・ANAカード(一般)、ANA JCBカード ZERO
例えば東京―沖縄(区間基本マイル984)を旅割45(運賃別積算比率75%)のチケットで往復した場合を考えてみよう。
ANAマイレージクラブカード(クレジット機能なし)の場合
区間基本マイレージ984マイル×75%(旅割45)×2(往復)=1476マイルANAワイドカード(クレジット機能あり)の場合
区間基本マイレージ984マイル×75%(旅割45)×2(往復)=1476マイルさらに・・・
区間基本マイレージ984マイル×25%(ANAワイドカードボーナス比率)×2(往復)=492マイル が搭乗ボーナスマイルとして加算されるので、
1476マイル+492マイル=1968マイル
付与されるマイルは1968マイルとなる。
いかがだろうか?同じフライトを利用してもカードによってマイルの貯まり方には大きな差があるのだ。クレジットカード機能付のマイレージカードはお得にマイルを獲得できるというわけだ。
1往復のフライトでこれだけの違いがあるのだから、複数回利用するとなると獲得マイルに大きく差が出てくることがお分かりいただけるだろう。また、区間基本マイレージが大きい国際線では、さらにその差が顕著になる。
ANAマイレージクラブに入会する際には、それぞれのカードのボーナスマイル積算率にも注目してカードを選んで欲しい。
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