駅ナカ商業施設取材記 「ecute(エキュート)立川」編
10月5日、JR立川駅にエキュート立川がオープンしました。
いわゆる「駅ナカ」商業施設で、大宮、品川に次ぐ3か所目のエキュート。保育園や歯科医院、英会話学校が併設されているのが特徴です。
オープンしたてのエキュート立川を訪れてみました。
「駅ナカ」といわれるように改札内にテナントが入っています。ホームから階段を上がると、様々なお店が並んでいます。
ショッピングに夢中になって、電車を乗り過ごすということがないようにしてくださいね(笑)。
こちらは、改札の外にある、エキュート立川の入口。半分以上の店舗は、改札の外にあります。つまり、きっぷがなくてもショッピングができます。立川に住んでいる主婦の人たちを意識したのでしょうか。
品川は、すべて改札内にあります。(入場券がないと入れません) ビジネスマンをターゲットにした品川とは、ターゲット層が違うので、レイアウトも異なるのでしょう。
今日はオープンを記念して、Suicaのキャラクターの「ペンギン」がお出迎え。タスキでSuicaの宣伝しています。
もちろん、全店舗でSuicaとPASMOが使えます。
立川ならではだと思ったのが、駅の外にありました。
駅の下には、エキュートへ自転車できた近隣住民のための駐輪場がありました。
駐輪時間2時間までは無料で、2時間を超えると有料。Suica(PASMOも可)で精算可能です。
品川駅の外を探していないので、もしかしたら駐輪場があるかもしれませんが、あきらかに近隣住民を意識していることがわかります。
オープン当日ともあって、たくさんの人が訪れていました。
印象としては、品川と立川ではコンセプトが全く異なると思います。
品川は、駅を利用するビジネスマンをターゲットにしており、当然、改札内にしか施設はありません。
一方の立川は、近隣住民をターゲットにしていると思われ、改札の外のテナントが充実していました。鉄道を利用しなくても、駅に訪れてもらおうとしているのではないでしょうか。その例として、保育所やクリニック、上記の駐輪場はエキュート立川の一つの特徴だと思います。
駅の特徴にあわせて、エキュートのコンセプトをかえているのは興味深いです。4つ目、5つ目はどこに出来るのでしょうか。
「エキュート」プロジェクトのメンバーが執筆した本で、エキュート3施設のオープンへのいきさつなどが書かれています。オススメの本です。
2007年12月23日