JR東日本のサービス(Suica)
Suicaのオートチャージが利用可
ANA VISA Suicaカードは、そのままカード型Suicaとして利用できるのが、ひとつの大きなポイント。「Suicaを使おうと思ったら、残高が足りなくて使えなかった」という問題を解決するために、オートチャージを採用している。これは、電子マネーの残高が一定額を下回った場合に、自動的に指定の口座等からチャージする仕組みのこと。“お金を使っている”という意識が薄くなりがちなので注意が必要ではあるが、いちいち手動でチャージする手間が省けて、基本的にいつでも使えるようになるのは嬉しい限りだ。
また、携帯電話を利用するモバイルSuicaの年会費が無料で、チャージ時もポイントが付与される点も大きなメリットだ。ANAカードでは他に、「ANA VISAカード」や「ANA JCBカード」でもモバイルSuicaの利用が可能だが、これらは年会費がかかり、さらにチャージ時のポイント付与。そのため、Suicaを利用するのであれば、やはりANA VISA Suicaカードがお得ということになる。
Suicaを全国で相互利用できる時代
2013年3月から、Suicaをはじめとする交通系電子マネーが相互利用できるようになった。相互利用が可能になったのは、全国のJR各社が展開する「Kitaca」「Suica」「TOICA」「ICOCA」「SUGOCA」、私鉄では首都圏の「PASMO」、関西の「PiTaPa」、名古屋市交通局と名古屋鉄道の「manaca」、福岡市交通局の「はやかけん」、西日本鉄道の「nimoca」。利用分をクレジット払いするポストペイ方式「PiTaPa」を除いては、カード加盟店でのショッピング利用も可能。これにより、ANA VISA Suicaカード1枚を持っているだけで、全国で電子マネーが使えるようになったのだ。
「Edyを使っているから、ショッピングに関してはSuicaは使わない」という人もいるかもしれないが、その考えは早計だ。ANA VISA Suicaカードでは、Edyのチャージではポイントが付与されないが、Suicaチャージではポイントが付与される。つまり、Suicaを使えば使うほどポイントが貯まっていくということになるので、Suicaが使える店では積極的に使ってポイントを貯めていった方がお得ということを忘れないで欲しい。