タイ・バンコクのICカード乗車券「Sky Smart Pass(スカイ・スマートパス)」

タイの首都バンコクではSmart Pass(スマートパス)が交通形の電子マネーとして市民に愛用されています。その中でもSky Smart Pass(スカイ・スマートパス)はICチップ内蔵式の電子マネーで日本のSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)のような存在となっています。

Sky Smart Pass

Sky Smart Pass(スカイ・スマートパス)はプリペイド式の電子マネーで初回購入時の最低購入金額は100B(タイ・バーツ)。そのうちデポジットが30Bですので70Bが利用できます。デポジットはカード返却の際に返却してもらえます。またSky Smart Pass(スカイ・スマートパス)への最低チャージ(入金)金額は100Bとなっています。

自動改札機

日本のSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)と同じように改札の通過は赤い部分にタッチすれば自動的に赤いゲートが開く仕組みとなっています。ここで世界の電子マネーを取材する際に重要なポイントが“お財布にいれたまま電子マネーが反応し通過できるかどうか”。今回タイ・バンコクのSky Smart Passはほとんど問題なく反応しました。

現在、Sky Smart PassはBTS(スカイトレイン)のみで利用が可能です。地下鉄に乗ろうとした際に、かざして反応しなかったため、なぜだろうと思いホテルに帰って調べたところ2008年度を目途に、地下鉄、バスとの相互利用を目指しているとのことです。

 

スカイトレイン

バンコクでは2004年7月にバンコクメトロ(地下鉄)でのIC乗車券の導入が始まりました。当初はFeliCaカードを活用したIC乗車券が導入されましたが、現在はMifareへの切り替えが進んでいるそうです。

2007年からICカード(Sky Smart Pass等)の導入を開始したBTS(スカイトレイン)では当初よりMifareカードを採用しています。

 

2007年12月23日取材

 

参考文献:IC乗車券等の国際相互利用促進方策について(中間報告) (国土交通省総合政策局情報管理部情報政策課)

2008年1月9日

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