ちょっと得するクレジットカードのお話 海外旅行編④

クレジットカード?、それともデビットカード?

えっ! どっちどっち

海外、特に欧米で食事したり買い物をしてそしてクレジットカードで支払いをしようとするとそんなふうに戸惑うときがあります。

日本のコンビニにある、確認のために画面をタッチするシステムに似た画面で催促されるのが、クレジットカードとデビットカードとの両立カードです。

海外では一枚のカードに両方の機能を兼ね備えたカードがかなり普及していますので、私達が支払いに単にクレジット機能しか付いてないカードを出しても、カードデザインなんてとても沢山あります。
そんなこともあって相手はそう聞いてきたり、画面のどちらかにタッチするよう催促してくることがあるんですね。

あっ、いかにも日本人観光客が大勢行くようなデューティーフリーショップなんかは別ですよ。そういった所は良くも悪くも慣れてますから大丈夫です。
個人又は小さなローカルな小さめの会社がやっているような店やサービス、または大きな店などでも普通は観光客なんて行かないような所での支払いだとこうなることがあります。例えばホームセンターや地元食料品スーパーなんか。

そういった所にはお土産物屋さんにはない、その国の人達が普段の生活で普通に使用しているものがあって、それがけっこう日本に持って帰ると好評だったりするんです。定番のマカデミアナッツや誰もが知っているブランド品よりずっと。

ちょっと日本と欧米の違いなど知っておこう

日本だとEdyやSuicaといった電子マネーがかなり普及しているのですが、海外ではこれと似たシステムは東アジアの一部の国や地域がほとんどのようです。
カードにチャージした金額内で地下鉄に乗れたり、コンビニで買物が出来たりと、韓国・中国・台湾・香港などはそこそこ普及していて便利です。
ただ都市が違うと別のカードになったりしていて、平成25年3月より日本国内すべてがほぼ一枚のカードで、なんて事はまだなかなか無いようです。

一方の欧米では前回まで書いてきたように日本以上にクレジットカードは信用力に直結していますから、『持てない』、もっと言うと持つことができない人達が多いのも実情です。
またクレジットカードを持っていても金利や手数料を考えてデビットカードと使い分ける人達もいるようです。

更にはプリペイドデビットカードという完全先払いのカードしか持つことのできない、つまり銀行口座も持っていないような人達もいるのが人達がいるのも欧米なんですね。

ところでデビットカードってなんなの?

デビットカードは日本でも無いことはないのですが、あまり普及していません。
ちなみにデビッドという人もいますがこれは誤りで、Debitなので『ド』じゃなくて『ト』ですね。

クレジットカードが決められている枠の中であれば自由に支払いが出来るものなのに対し、デビットカードは自分の普通預金の残高額の中で自由に支払いが出来るものなんです。
正確にはもう少しあるのですが、金融の話ではなくて海外旅行としての話だとこんな感じでいいと思います。

つまりクレジットカードが銀行預金が残り10万円でも枠が30万円あれば30万円までの支払いが可能ですが、デビットカードだと10万円分きっかりなんですね。
『今月末の給料で来月初めには支払える』、という最大一ヶ月分の時間の猶予があるのがクレジットカードの使い勝手の良さ、ひいては信用力になるんです。
一方のデビットカードはカードで支払いを済ませたその瞬間に口座から支払いが完了するシステムなんです。

これが先ほど書いたプリペイドデビットだと更に厳しく、10万円をプリペイドデビットにしてしまうともうその中でしか支払えません。例えば銀行口座が無いわけですから引き落としも無くていつも持っている現金かプリペイドデビットで支払うしかない状態なんですね。

今回のまとめ

ちょっと固い話になりますが、日本では戦後には完全に身分制度は無くなり、差別に対してはとても厳しい目があります。
しかし一方の欧米では厳然とした差別が残っていて、それがクレジットカードや銀行口座などにも繋がってきている事実があるんですね。お互い建前は別として。

なので特にヨーロッパでは公共交通機関でスーツを来たそれなりの人の隣には、席が空いていてもなかなか誰も座らない。なんてこともあったりするのが本当の姿です。(日本だと誰もがスーツで働いている人の制服みたいになっていたりもしますが、欧米でスーツを着てる人はハイクラスな人達と思っていいようです)

そして私達が支払いを行う時にそんな事と関連もしてきて今回のテーマ『クレジットカード?、それともデビットカード?』と聞かれたり、あるいはレジの画面のどちらかをタッチするように催促されたりするんですね。

次回は最終回『そのほかにこんな事もクレジットカード』をお伝えいたします

次のページ>>海外旅行編その⑤

おすすめクレジットカード

ポイントたまるチャージ用カード